10年に1度の能楽奉納の日
地元の住吉神社では10年1回、神前で能を上演する「能楽奉納」が行われます。
1670年ごろから始まり当初は毎年行われてたそうですが、
明治ごろから10年に一度になったそうです
能の舞殿は1726に建てられた県の重要文化財で
今回の奉納に合わせて解体修理をしました。
その能楽奉納の様子を能の知識などをお届けします。

4月15日
能前日
いよいよ明日は地元、住吉神社の
10年に一度の奉納の能の日です。
朝から村の人総出で準備作業がありました。

左の画像は能舞台です。
この日のために床も張替え準備万全。
の画像は桟敷(さじき)といって観客席です。
竹で区切ってあって村の各家に一席あり、
くじで場所を決めます。

奥の紅白幕は来賓席。
一般の方の席もあります。
セリで競売する所もあってなかなか面白いです。
4月16日
能当日
いよいよやってきました。奉納能楽当日です。

当日のプログラムです。
講目と能楽師さんの名前が書いてあります。
歓世流能楽師の大西智久さんたちに毎回お願いしているそうです。
漢字ばっかりでなんだか難しそう。
当日(4月16日)はとても
いい天気でした。
開演30分前ですが後ろには
立ち見のお客さんでいっぱい。

おっかけのようなファンもおられたみたいで
ビデオカメラでいっぱいです。
想像を上回る人手でした。
まず最初の演目「翁」です。
内容についてはよくわかりませんでした(^^;
が豊作を願う儀式的な舞だそうです。
2つめの演目「高砂」です。
よく結婚式などで聞く「高砂や〜」と
言っていたのはわかりました。
4番目の演目は 羽衣伝説を基にした「羽衣」です。
赤い衣装がとても綺麗でした。
5番目の演目「伯母ケ酒」です。
ケチな酒屋の主を懲らしめようと鬼に扮し酒屋に行く
というような話でした。

この話が一番私にはわかりやすく、
コミカルで面白かったです。
6番目の演目「橋弁慶」です。
弁慶の勇壮さと牛若丸の華麗さが印象的でした。
牛若丸は小学校一年生の男前でした。
最後の演目「岩船」です。
祝言で真っ赤な髪の毛と衣装がとても綺麗で、
舞も激しさと静けさとがとても刺激的でした。
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